北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手、すごい人気です。デビュー前の沖縄キャンプに全国からファンがやってくる。ブルペンで投げている写真が新聞に載っていましたが、そこは黒山の人だかり。昨日の韓国サムスンとの練習試合でも3人をピシャリ。
キャンプ初日には、練習でエースのダルビッシュ投手と会話を交わしたことが各紙で報道された。2月2日付けの朝日新聞朝刊には、
「練習のことを聞いたり、よろしくお願いします、と。あとはメディアに話せない部分もあるので」とコメントが載っていた。
余裕です。思わせぶりも茶目っ気があっていいですね。
ところで、企業がメディアから取材を受けるときは、思わせぶりはあまりよろしくない。
例えばITベンダーにメディアから依頼があって、製品の責任者の取材をセッティングする。記者も話題づくりがうまく、話も盛り上がってきた。そして調子にのってしまって、こんなことに陥ることがある。
「時期は言えませんが」と、まだ詳細が決まっていない新製品の話がちょこっと。「詳細は言えないんですが」と、おもしろそうな導入事例の話がちらっと。そして、「名前を言うとまずいんですが」と言って、どこかの企業との提携話が。最後に同席している広報のほうを向いて「これって言っていいんだっけ?」(苦笑)
取材対応をお願いする可能性のある人には、簡単でも最低限の取材マナーをレクチャーしておきたいものです。
「言えない」ことは聞きたくなります。「言えない」ことは言わないほうがいい。
思わせぶりな態度はトラブルの種になると、むかし河合奈保子に教えてもらいました。
*目黒広報研究所に投稿したブログを転載しています。