経営を強くする広報コンサルティング|株式会社プラスワンコミュニケー ションズ

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2011.01.24

「補助線を引く」

先日読んでいた本に、「そうだ、自分の仕事の役割はこれなんだ」と気づかせてくれた比喩があったので、この場を借りて書き留めておく。それは「補助線を引く」ということです。

たまーに娘の算数につきあうと、おとなの固い頭をやわらかくしてくれる。「補助線」や「線分図」などを使って少し手を加えるだけでものすごく解きやすくなる問題がある。特に図形はちょっとむずかしい問題になると、どこにどうやって補助線を引くかをみつけなければ問題は解けない。補助線をたった一本引くことで、そこにみえている図形の固定観念から解放され、一気に視界が開ける。ただし、どこにどんな補助線を引けばよいかは、たくさんいろんな種類の問題を解いた経験がないとなかなか気づけない。

このあいだ読んだ脳科学者の茂木健一郎氏と古武術家の甲野善紀氏との対談本「響きあう脳と身体」(新潮文庫)によると、茂木氏は自身の学問でこの「補助線を引く」ということを大事にしているそうだ。「脳科学や心理学の分野で、これまで関係がないと思われてきたものの間に補助線を引きたい」のだという。万有引力発見は、月が回っていることと、リンゴが落ちることという、一見無関係な現象の間に補助線を引いた結果だとも考察している。

科学史上の大発見といっしょに語ってスミマセンが、わたしもお客さんの広報活動の実施プロセスを通じて他のマーケティング活動や営業、開発、経営の間に的確な補助線を引き、時には自らが補助線となる仕事をしたいっす。

*目黒広報研究所に投稿したブログを転載しています。

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