「毒りんごサブレー」の広報力

 

ちょっと前のことだが、9月5日付朝日新聞朝刊社会面のコラム「青鉛筆」におもしろい話が載っていた。

 

福島県のパン屋さんが20年前から販売している「毒りんごサブレー」という商品があるらしい。

 

記事の写真を見ると、商品の袋に「毒りんごサブレーの上手な食べ方」として、 「頭の悪い人は頭にあててから食べると、頭が良くなります」 とか、 「口の悪い人は口にあててから食べると、言葉がやさしくなります」 とかジョークが書いてある。

 

これに対して保健所から薬事法違反の恐れがあるからと表記改善の指導が入ったという。 その指摘に対し「当社の研究の結果 上記の効果がまったく無い事がわかりました」と いうジョークのシールを貼って対処したとのこと。

 

おもしろいなあ。

 

コストの観点からは、もし商品パッケージを全面刷新すればだいぶお金がかかるだろうに、 シールという最小限の対処で済まし、

 

なんとなく閉塞感の抜けない世間の空気の中、商品を手に取った人をニヤリとさせることができ、

 

そして、やってることに筋が通っていてしかもユニークなので全国紙の記事になり認知が 高まる。

 

この記事のあと売り上げが伸びたかどうかはわかりませんが、短い記事の中に経営者の姿勢に支えられたニュース素材の力が感じられて、とても勉強になりました。