「汽車会見」と聞きちがいについて

 

村上春樹は小学生のときに、「記者会見」のことをずっと「汽車会見」と思いちがいをしていて、テレビやラジオで「キシャカイケン」という言葉を聞くと、政治家が汽車(村上氏のイメージでは夜汽車)の中で重要なことを発表しているところを想像したそうだ。

 

おもしろなあと思って当ブログを見渡すと、汽車の中で会見を開くコツがわりとたくさん書かれているではないですか(笑)

 

ところで個人的な話ですけど、わたしも小学生や中学生のときから思いちがい、聞きちがいがとても多い。とくに歌詞などはメチャクチャに聞こえていることがある。

 

たとえば、小学生のときにヒットしたオフコースの「さよなら」は、「あしたはあしたに君だけ さよならの君だけ♪」と歌っていたし(意味不明です)、松田聖子の「瞳はダイヤモンド」では「いつか固形に変わったの♪」かと中学生のとき本気で思っていた。

 

もっと意味不明なところでいえば、トシちゃんの哀愁でいとでは「罪なヤツ♪」を「つみ」と「なやつ」で区切られて聞こえて、ずっと「ナヤツ」ってなんだろうと思っていたし、マクドナルドのCM「味なことやるマクドナルド♪」では「味なこと」「やる」ではなく、「味な」「ことやる」と聞こえて「コトヤル」ってどんな食べ物なんだ?と想像をふくらませていた。小さい頃遊んだかごめかごめにいたっては、かごの中に入っている「トーリイワ」なる生き物は一体なんだろうと。

 

だからというわけではないが、中学生のころ熱心に聞いた毎日放送のラジオ番組「ヤングタウン」の、金曜日(ヤン金)の「思い込んだら(重いコンダラ)」のコーナーが大好きだった。歌詞の勘ちがいや英語の歌詞がこう聞こえるというリスナーからの珠玉のネタの数々に、布団の中でクックックと息を潜めて笑ったものだ。さすがに、巨人の星の「思い込んだ~ら♪」を「重いコンダーラ」と勘ちがいはしてませんでしたけど。テニス部で重い「ローラー」引いてましたし。

 

わたしの耳は、メロディーやリズムがついて文節がはっきりしなくなると、とたんにうまく機能しなくなるのだ。英語がいつまでたってもちゃんと聞こえないのも同じ理由だと確信している。たまった耳垢で鼓膜がふさがれているからだという仮説も立てていたのだが、耳鼻科で点検してもらったらとてもきれいだということだったので、言い訳がひとつ減ってしまった。

 

さて、冒頭の記者会見の話だが、と、記者会見の話に戻ってこようと思ってましたができませんでした。

 

茶飲み話ということで、どうもすいません。