IBM新本社を訪ねる

 

日本アイ・ビー・エムの新本社を訪ねた。虎ノ門にある。

 

ぼくは1991年から96年までIBMの箱崎事業所に勤務していたが、当時の本社ビルは六本木、首都高速の谷町ジャンクションのところにあった。その向かいには25森ビル。そこにはアップルコンピュータのオフィスがあって、学生時代にアルバイトしていた麻布十番のハンバーガーショップの配達でときどき行った。

 

学食の190円カレーを食べていた身としては、1個2,000円もするハンバーガーをお昼に食べるエクスパッツに驚嘆したものだが、1990年4月は1ドル160円だから12.5ドル。高給を食む彼らからするとそんなに高いものを食べていたわけではないのか。バブル崩壊が始まったとされる時期である。六本木周辺のそこかしこに番号がついた森ビルがあった時代。

 

新しいIBMの本社は、昨年竣工したばかりの、番号はついていない真新しい森ビルに入っている。受付の背後にはIBMの最新テクノロジーが体験できるスペースがあって、その日も見学者でにぎわっていた。その一角に展示されていて一際目を引いたのが、真っ赤なマシン「IBM Selectric Typewriter」だ。

 

 

一般的なタイプライターと違ってゴルフボール大のミラーボールみたいな部品がクルクル回って印字する。IBMの”「未来の考古学」より〜IBM Selectric Typewriter”というサイトに映像があります。今見ても未来的でかっこいい。ぼくがIBMにいる頃、ベテランの社員たちが口々にこのタイプライターのことを誇らしく語っていたな。

 

ぼくが持っている1950年代のアメリカのイラスト広告集にはこんなIBMの広告が掲載されています。まだ社名が「International Business Machines」です。

 

 

下の写真はぼくの祖父が使っていたブラザー製のタイプライター。