経営を強くする広報コンサルティング|株式会社プラスワン・コミュニケー ションズ

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2013.04.26

横の関係

月刊ブログにしたつもりはないのですし、新しいシーズンを迎えて気分一新リフレッシュして意欲はあったのですが、なすがままに更新を怠っていたら、書き方をすっかり忘れてしまった田中義之です。

先日、IT企業で広報を担当しているエス氏とエヌ氏と集いました。場所は四川料理店龍門・目黒店です。全員がこの店の麻婆豆腐のアディクトで、我慢できなくなるとだれからともなく連絡を取り合い、そして結集するのです。我们很喜欢吃龍門的麻婆豆腐。

四川の本格的な辛さにしびれると、いつもの倍くらいのスピードでビールを飲んでしまいます。汗もかく。また飲んでしまう。そして、痛飲。でも、飲みすぎた感じはしません。わたしは飲み過ぎや悪酔の主因は、酒の量よりも会話の内容だと確信しています。広報マインドを共有している人たちとの会話は愉快なのであります。

広報同士の横の関係は、わたしにとって宝といえます。企業広報時代も独立してからも、楽しく交流しながら、時には議論も重ね、自分の考えや行動を修正するヒントをもらってきました。それは生き生きとした教材です。

いまや大型書店では広報に関する本が多数並んでおり、広報が主人公のテレビドラマまで放映される時代です。広報についての基本的な知識は、ある程度は苦労しないで得られます。大企業の広報部門ならば、縦の関係としての上司や先輩がいます。長年、メディアと相対してきた百戦錬磨の人たちの動きをそばで見ながら仕事を覚えられ、知識だけでなく、経験も吸収できます。

その一方で、多くの企業の広報は少人数の体制です。広報に専任をおけないので宣伝やイベントをやりながら広報もやってね、あるいは、前任者がやめてしまったので経験がなくてもよしなにやってねよろしく、などと言われた人も少なくないでしょう。

わたしは企業の広報時代、けっして大企業ではなかったけれども、先輩に教えてもらいながら仕事を始められたのは幸運でした。すべてが正しい手本ではなかったけれど、いいところと悪いところをリアルな場面で経験として学べたから。

しかし、縦の関係による学びには限界があります。会社ではなんだかんだで会社の立場や主張が優先されるからです。それに縦の関係にいる人が広報の現場経験者とは限りません。わたしはプラスアルファの学びの場を会社の外に求めました。合従連衡が日常のIT業界だったので、共同発表案件のときに業務を進めながら相手先の広報をよく観察し、親しくなった人と飲んだときは「こうゆう場合どうしてますか?」と単刀直入に教えを乞いました。

いろんな広報パーソンの考えや体験を聞いて、「おれのやり方も氷山の一角のかけらくらいなもんだな」とあらためて認知することによって、身体の中に新しいことや別のやり方を吸収するスキマが空いたような気がしました。そして今でも「なにかをつかんでやろう」と、麻婆とビールでへろへろになっているのです。

横の関係といえば、最近読んだ「コトラーのマーケティング3.0」(朝日新聞出版、2010年発行)に、「今日、信頼は縦の関係より横の関係に存在している」と書いてありました。現在あるいは未来におけるマーケティングを考える上で、まず「消費者は企業よりも他の消費者を信頼している」という事実を認識しなければならない、「新しい消費者信頼システムは横の関係に支えられている」という主張です。

また、現在のわたしの仕事についていうと、たとえばフリーのジャーナリストとかデザイナーとか別の分野の専門家の人たちと共同チームを作って進めることも多くなっています。これも一種の横の関係。

とかなんとか考えていて、これからもいろんな観点から「横の関係」を大事に行動していかなくちゃな、と思ったのでした。

*目黒広報研究所に投稿したブログを転載しています。

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正確でわかりやすい情報を社会に発信することは、いまや企業の経営を強くする上で最優先に考えなくてはならないものとなりました。これは、民間企業だけでなく、組織の運営基盤という観点から大学をはじめとする教育機関や公共機関にもいえます。その一方で、メディアの多様化により情報発信の方法は手軽になりましたが、発信する情報の質がより一層問われる時代になったと感じます。

プラスワン・コミュニケーションズの特徴は、この発信する情報の中身(コミュニケーションコンテンツ)をお客様といっしょに徹底的に考え、訴求シナリオを作り、戦略的なコミュニケーション活動の具体的な施策を立案できることです。


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