経営を強くする広報コンサルティング|株式会社プラスワン・コミュニケー ションズ

ブログ
2013.03.22

広報と時間感覚

広報は、時間に敏感であることが求められる仕事である。時間感覚というかセンスというか(横文字になおしただけか)。

わたしは広報に必要な時間感覚には2種類あると考えている。ひとつは、文字通りの「時間」、つまり時間を守るとか時間に正確とか、ふつうの社会生活の中でも必要とされる時間感覚である。

たとえば、ずいぶん前に「記者発表会は時間通りにはじめよう」でも書いたけれど、記者発表会は案内状で予告した時刻にはじめなければならない。たとえ集まりが悪くても、時間通りに来ていただいた記者の方々がいるのだから、ジタバタせずに始める。約束は守る。

そして、案内した時間内に終えなければならない。発表内容にもよるが、通常の新製品発表であれば長くても1時間以内にまとめたい。この時間管理は思い通りにいかないこともある。いくら準備で徹底しても、本番で説明者が設定した時間通りに話してくれるとは限らないからである。わたしも外資系企業の広報時代、海の向こうからやってきた要人がペラペラペーラと気持ちよくしゃべりすぎて、司会席で(心の中で)頭を抱えたことがある。すみませんでした。

取材を受けるときの時間感覚も大切である。まず、報道機関には締め切りというものがあるということを絶対に忘れない。取材申し込みを受けたら、スケジュールを必ず確認する。取材を受ける場合は、いつまでに取材を組めばいいのか、そのまえに、いつまでに取材可否の返事をすればいいのか。長い返事の保留は迷惑をかけてしまう。

もうひとつの時間感覚は、「時間軸」という時間のとらえ方だ。現在・過去・未来 ♪ という時間の経過、時間の流れである。

広報の仕事では、つねに「全体の中での位置づけ」というものの見方が有効である。自社を語るときは業界でのポジションを意識する必要があるし、新製品を発売するときは自社製品群の中のポジショニングも大切である。

同じように、時間軸の中での位置づけ、つまり現時点の企業の姿を切り取るだけでなく歴史観をふまえたものの見方が必要になってくる。点ではなく線でとらえるということだ。企業の歴史はその企業の独自性を伝えるのに欠かすことのできない要素であるし、事業の展望は企業への期待感を醸成する。報道機関向けの説明や発表を行うときは、少しでも時間軸を意識することで理解されやすくなる。

広報にはつねに時間を意識した行動が求められるんです。

ところで、昨年、メディアリレーションの講座で講師をしたときに、120分枠の講義を90分の話と30分の質疑応答の内容で準備したのに、実際は話だけで120分をちょっとオーバーしてしまった。自分のことになると、まるっきりからっきしのだめだめである。

先週の講座ではこの結果をふまえて、6つあったテーマをひとつ減らし、残した内容もぜい肉をそぎ落として万全の準備で望んだけど、結果はまたもや120分フルフルコース。

時間管理はむずかしい。反省しきりです。

*目黒広報研究所に投稿したブログを転載しています。

上に戻る↑

会社情報

広報・PR主導のコンテンツ駆動型コミュニケーション

わたしたちからのメッセージ

正確でわかりやすい情報を社会に発信することは、いまや企業の経営を強くする上で最優先に考えなくてはならないものとなりました。これは、民間企業だけでなく、組織の運営基盤という観点から大学をはじめとする教育機関や公共機関にもいえます。その一方で、メディアの多様化により情報発信の方法は手軽になりましたが、発信する情報の質がより一層問われる時代になったと感じます。

プラスワン・コミュニケーションズの特徴は、この発信する情報の中身(コミュニケーションコンテンツ)をお客様といっしょに徹底的に考え、訴求シナリオを作り、戦略的なコミュニケーション活動の具体的な施策を立案できることです。


…続きを読む »

サービス

広報誌のプロデュース

お客様のメッセージとお客様のお客様のメッセージを組み合わせて、できるだけニュートラルな内容で訴求する広報誌のプロデュースを行っています。 …続きを読む »

ブログ

沈着冷静 先手必勝

経済誌のオンライン編集長がセミナーでお話しされるというので、八重洲まで出かける。今にも降り出しそうな9月某日。広報の仕事に携わる者は、メディア、報道への興味を決してなくしてはならぬ。氏には米系コンピューターメーカーで広報の仕事をしている時にお世話になった。 …続きを読む »

サービス

複眼のユーザー事例コンテンツ作成

ユーザー事例のコンテンツ作成を本格的に開始しました。当社の事例作成のプロセスと特徴は以下の通りです。 …続きを読む »

お知らせ

宮城県広報研修会

宮城県行政庁舎(田中写す)

本日、宮城県庁で開催された「宮城県広報研修会」にて、メディアリレーションについての120分の講演を行いました。会場となった庁舎1Fのみやぎ広報室には、県市町村の広報業務に関係する担当職員の方々約100名が集まり、熱心に話を聞いていただきました。 …続きを読む »

お知らせ

逢福

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

逢福:幸福にめぐりあうこと

お知らせ

夏の講義行脚のテーマ

ここ1ヵ月の間、名古屋、大阪、東京で企業や各種団体の広報担当者の方々に向けて、メディアリレーションズを中心とした広報のお話をしてきました。

広報の仕事のやり方は、十人十色、百人百様、千差万別。それに、扱うコンテンツや人間関係、タイミングなどで情報の出し方もアウトプットもいろんな形に変化します。 …続きを読む »

お知らせ

設立10周年を迎えました

当社は今月、設立10周年を迎えました。

それまでの企業広報の経験を生かしたサービスを提供してお客様のビジネスに役立ちたいと思い、2006年から会社を運営してきましたが、この10年で広報をはじめとする企業コミュニケーションを取り巻く環境は大きく様変わりしました。 …続きを読む »

お知らせ

メディアリレーションズ実践講座で思うこと

3年ほど前に宣伝会議主催の講座で講師を担当することになった時、「メディアリレーションは広報の要」であることを柱として「広報の仕事は楽しい」ということを受講生の皆さんに伝えようと決めました。 …続きを読む »

ブログ

歳美

旧知のジャーナリストが毎年の習慣にしていると聞いて、元旦の朝刊を読み比べた。近所のコンビニエンスストアで買える全国紙、経済紙、ブロック紙の合計6紙を2日間かけてゆっくりと読む。 …続きを読む »

お知らせ

広報担当者養成講座@名古屋

本日、宣伝会議主催の広報担当者養成講座・名古屋教室におきまして、「報道対応」の講義を担当いたしました。 …続きを読む »

ブログ

真善美

早坂暁原作・山田洋次監督の映画「ダウンタウンヒーローズ」(1988年・松竹)で「真善美」という言葉を知った。この映画は旧制松山高校(愛媛大学の前身)の寄宿舎を舞台に、寮生のバンカラな生活を描いた青春群像劇である。 …続きを読む »

お知らせ

講師のお仕事@猛暑日

本日は、メディアリレーションズ実践講座の講師で、東京・青山の宣伝会議本社に行ってきました。朝から暑さ全開と思っていたら、東京は今日で5日連続猛暑日。記録更新だそうです。明日からも暑さに負けず、熱い思いで仕事に取り組みたいと思います。

お知らせ

広報担当者養成講座@大阪

本日、宣伝会議主催の広報担当者養成講座・大阪教室におきまして、「報道対応」の講義を担当いたしました。 …続きを読む »

上に戻る↑

お問い合わせ | プライバシーポリシー | サイト利用規約