上海万博で日本産業館の「世界一トイレ」が人気だったことは記憶に新しい。最近観た映画「トイレット」でも、温水洗浄トイレのことを外国人が「グレイト・ジャパニーズ・テクノロジー」と評するシーンが挿入してあった(外国人監督が作った映画ではないですが)。いわゆる温水洗浄トイレは、日本の技術力の高さをあらわす代表的な製品だ。
そしてついこの前、ストレートパーマが日本発の技術として外国で認知されつつあるということを知った。
ニューヨークの美容室では、「Japanese Hair Straighting」や「Japanese Straight Perm」などといって女性に人気だという。なんと、「Japanese Magic Straight」ともいうらしい。かっこいい。
アメリカではくせ毛で悩んでいる女性が案外多いのだそうだ。日本では逆にパーマかけたり染めたりして西洋人をまねるのに、アメリカでは日本人のストレートヘアに憧れる。
「日本にあって世界にないもの」
「日本ではあたりまえのことだが外国ではそうではないこと」
が、ところ変わって新しい価値になる。日本のよいところが世界で認められるとうれしい。
企業でも、「自社にあって他社にないもの」はわかりやすいが、自分の会社ではたいしたことないと思っていることで新しい市場価値を生み出す可能性をもっているものがあるかもしれない。
前に「良いニュースはいつも小さな声で語られる」でも書きましたが、自社の長所には意外と気づきにくい。長所をうまく見つけて発信していきたいものです。
*目黒広報研究所に投稿したブログを転載しています。